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遠い日。

隣で踊っているのは、
白い兎のぬいぐるみ。
二歳の私とお揃いの、
ピンクのチェックのワンピース。

少し大きな民家の門扉を見付けるたびに、
早くおうちに帰れますように。と、
お祈りしている小さな手。

目を閉じて、息を止めて、
お祈りが終わったら、
水泳の息継ぎみたいにぷはって空気を吸い込んで。
そして兎と歩き出す。

その手はいつしか忘れてしまう。
兎と繋いでいる事も、
帰りたいと祈った事も。

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緑の風。

緩い坂道を上ったら。
あなたに会える気がして。
懐かしい坂道を一人歩く。

大きな木蓮の木を通り過ぎたらそこは、
天国に一番近い場所。

ガードレールに凭れれば、
あの頃と同じ視界。
私はちっとも背が伸びなくて、
今でも全然目線の高さが変わらないの。

通り過ぎるバイクを目で追った。
ブレーキをかけてヘルメットを外し、
振り向いてくれないかと思いながら。

きっとあなたは笑って近づいて、
驚いた。でも嬉しいって抱きしめてくれる。

白昼夢。
振り返れば木蓮の木が風に揺れていた。
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